正月気分も冷めやったある晴れた日、以前から実行したいと思いながら出来ていなかった山登り、急に思い立って出かけてきました。
登ったのは写真の真ん中にあるこんもりした三角形の山です。三上山と言います。形が富士山に似ているので通称近江富士と呼ばれています。遠くに白く光っているのは琵琶湖の反対側にそびえる比良山系です。
もっとも私が登った三上山は高さが432メートルしかありません。我が裏山と変わらない高さです。登山道はいくつかのコースがあるのですが私は花緑公園方面から上がりました。行程は約1.5キロです。
若い人だと40分ほどで上がってしまうそうです。私も裏山と同じくらいの高さなので、ほとんどハイキングのつもりでした。出発もお天気を見て急に思い立ったせいもあって午後でした。
しかし登ってみると、道がなだらかだったのは始めだけでした。山道はあまりうねらずにまっすぐ頂上に向かっていたので思ったより急でした。
初めはウグイスの地鳴きに誘われてカメラを構えたりしていたのですが、やや単調な山道が続くので次第に不安になってきました。短い冬の日、帰り道が気になりました。
休憩なしに一気に上がろうとしましたがさすがに息が切れて、何度か立ち止まります。お茶を飲んで一息入れたかったのですが、またしても持ってくるのを忘れていました。仕方ないので降りて麓のコンビニでコーヒーを飲むのを楽しみにまた歩を続けました。
頂上付近には先日の雪が残っていました。
山頂です。
見晴らし台には小さな社がありました。毎日お参りしている人があるのか、花差しにはようやく咲き出したスイセンが飾られていました。
小学生の頃、バス旅行でこの山のそばをよく通りました。そうすると決まってバスガイドさんがムカデ退治の昔話をするのでした。
お天気が良くて展望は気持ち良かったですね。ただ、あまり野鳥の鳴き声がしない山で、しんどい思いをしてカメラを持って上がったわりには成果はありませんでした。
一休みして下山です。当たり前の事ですが山道は登るのはしんどいだけですが、下りは危険ですね。何度か足が滑ったり木の根っこにひっかかって転びそうになりました。
帰り道の途中にあった天狗岩、どこが天狗なんだろうと角度を変えてみると
なるほどとんがって突きだした岩が天狗の鼻に見えなくもありませんね。
麓に降りるともう4時を過ぎていました。公園は上がるときにはたくさんの親子連れの姿が明るい日差しの中にあったのに、影になった広場には人影もなく、裸の木々の間をヒヨドリの姿だけが飛び交ってました。
すでにKに移行しているのをすっかり忘れていました。こんな事をしているとなかなか進みませんね。で、今日はほんらいのKにもどってKenny Drew(ケニー・ドリュー)です。
彼はヨーロッパに渡って、人気が出たジャズマンです。70年代の頃ちょっとしたブームでした。私は何枚かのレコードをコレクションし、コンサートにも行きました。しかし、彼の演奏はもうハードバップではなく、ヨーロッパナイズされたものでした。ピアノの音がきれいですね。
この記事へのコメント
song4u
数字だけ聞くと簡単に登れそうなものなのですが、なかなかどうして。
やはり山は山ですね、馬鹿にすると仕返しがキツイです。(笑)
クロスカントリーのつもりで約2ヶ月に1回ぐらい、思い出したように登って
おります。お伴は、ステンレスボトルに入れた冷たいウーロン茶。
野鳥の鳴き声はたくさん聞こえますが、ぼくにはまったく分かりません。
いけませんね、何もかも不勉強で。^^ゞ
cafelamama
途中で思わぬ勾配にでくわしたりしますね。
頂上から見る雪を被った山並みがきれいです。
たいへー
見てる分には綺麗だなと思います。^^
takenoko
himanaoyaji
そらへい
こんにちは
本当に山は山ですね。低くても侮れません。
おまけにこちらの体力と相談するのも忘れておりました。
確かに体力をつける運動には山登りは良いですね。
私にはもう少しなだらかな方が合う気がしますが
ゆっくり景色や鳥の声を聞きながら登るのは悪くありません。
他にもルートがいくつかあるようなので、
別のルートからまた違う季節に登ってみたいと思ってます。
そらへい
こんにちは
一年ほど前、山登り用の靴、安売りされていたので買いました。
なかなか機会がなくて今回やっと使うことが出来ました。
しっかりしているので登りには心強いですね。
ただ下りは柔軟性に欠ける気がしたのですが
足の保護には良いのだと思います。
そらへい
こんにちは
信州からするとこの辺の山は丘のようなものでしょうか。
それでも高いところに登って、見晴らすのは気持ちの良いものですね。
そらへい
こんにちは
東海道を歩かれると見通しが良ければ
いつも前方右、あるいは後方左に見える山です。
地元なので外から見た記憶があまり無いのですが
場所的に名神高速、新幹線からはよく見えると思います。
そらへい
こんにちは
山登りと言うより、どちらかというとハイキングくらいの方がいいですね。
景色や鳥を撮りながらのんびり歩くのは最高です。
それくらいならカメラの重さも気になりませんが
急な坂道には堪えます。
夏炉冬扇
確かに天狗岩。
裏山がそんなに高いんですか。
自然いっぱいだ。
ken
三上山ですね、なつかしいです。
上の娘がまだ三歳ぐらいの時に三人で登りました
20年以上も前ですが
結構登りが急なところがあったように記憶しています。
そらへい
こんばんは
裏山正確な高さ知らないのですが
確かそれくらいと聞いてます。
山と言うより尾根の連なりなのですが
開発もされず自然は残ってますね。
そらへい
こんばんは
さすが、この辺の山も登られてましたか。
しかも三歳の子供さんと一緒とは。
確かに頂上付近は急で
鎖の手すりが取り付けられているところがありました。
私が登った方角が一番急だったようです。
sarusan
展望台から山を見ますと雪雲が見えましたね。
そらへい
こんばんは
今朝起きたら積雪でした。
なおも降り続いていたので心配しましたが
雪自体は水気の多いものお昼にはあらかた溶けました。
明朝の凍結が心配です。
タックン
きれいな山の形ですね~
お一人で登られたのですか?
いいですね~ 冬の山道ハイキング
贅沢な時間ですね。
そらへい
こんばんは
一人でした。
もう少しゆっくり登りたかったのですが
思ったより傾斜がきつくて登るのに一生懸命になってしまいました。
行程がだいたい分かったので
今度はもっとゆっくり余裕をもって上がりたいと思ってます。
駅員3
歴史のある山なんですね!
無事のご帰還、お疲れ様でした
プリウス
冬とは言え、自然の中の野山は表情豊かですね!!
部屋の中ばかりの自分は全く気が付かない世界です!!
ケニードリュー・・・久しぶりに聴きたくなりました!!
そらへい
こんばんは
若くはない初心者にはどんな山でも侮れませんね。
もう少しなだらかなハイキングの方が私には合っているかも。
写真を撮りながらゆっくり歩きたいです。
そらへい
こんばんは
福島も自然豊かな所とお見受けします。
通勤途上に十分自然を堪能されていると思いますよ。
ケニー・ドリュー、私も久しぶりに聞いた気がしました。
桃琥
すっかりご無沙汰していますが、桃琥を覚えていらっしゃいますでしょうか?
現在は、別IDで闘病ブログを書いています。
ブログを再開しては、三日坊主で終わっていました。
継続できるようになったら皆様のところへ報告に行こうと思っていたところ、ぷららからサービス終了のお知らせが届き、あわててごあいさつに来ました。
空兵さんのブログは、時折、拝見していました。
桃琥をやめてからは、辛い日々が多かったのですが、空兵さんのブログにずいぶん励まされました。
朝焼けの写真は、とても懐かしくうれしかったです。
空兵さんの誠実な文章を読むたびに、頑張らなくちゃと思いました。
空兵さんがブログを続けていていてくださったことに感謝しています。
これからも、ときどきお邪魔しますので、よろしくお願いします。
めい
そらへい
こんにちは
本当にお久しぶりですね。
台所?の窓からの定点観測
覚えていますよ。
確かパソコンの資格も持っておられたと記憶します。
ブローチから引っ越して6年あまり、通算するともう10年近くなって、
私は少し疲れ気味ながら、まだ何とかブログ続いています。
桃琥さんも体調不良と戦っておられる様子、
それほど深刻でなさそうで安心しました。
私は以前ほど熱心に更新出来ないですが
またよろしくお願いします。
そらへい
こんにちは
長距離を歩いたり、きつい坂道を登ると
10代の運動能力がつくづく羨ましくなりますね。
運動をした後の、喉を潤す飲み物は格別です。
私は牛乳嫌いでしたが、喉が渇いているときに差し出されて
一気に飲んだときのおいしかったこと。
良い運動と何とかの冷や水は紙一重でした。
SILENT
そらへい
こんばんは
私は奈良に二上山があるのを知りませんでした。
三上山の麓に御上神社があって、読みは「みかみ」ですが
いろいろな漢字が当てられているようです。
1.2月雪の比良山系は私も好きです。