急に寒くなってきました。それに今年の雨不足を取り戻すかのようにこのところよく雨が降ります。毎日、あるいは一日おきに降っているような気がします。
畑から引いてきた野菜を山の取り水で洗っていたら、母が池で大根洗いをしていたのを思い出しました。昔は、この場所に大きな池がありました。
その縁に筵を敷いて、母は冷たい水でたくさんの大根を洗っていました。今よりももっと寒い時期だったので12月に入ってからだったと思います。洗われた大根は漬け物に使われたり、大根炊きにしておかずになるのですが私は苦手でした。
(この画像は、himanaoyajiさんのアドバイスに従って、初めから画面いっぱいに収まる幅寸法640にしてはめ込みました。こうすると後で編集する手間がいらなくなりますから、インターネットエクスプローラのバージョンの違いも気にならなくなります)
11月初めの晴れた日、京都の愛宕山に登ってきました。愛宕山は924m、京都の西北部に位置し、京都では比叡山と並ぶ代表的な山です。山頂には愛宕神社が祀られ、古くから火伏せの神さんとして信仰されています。
今回も愛宕神社でお札をもらってくるのが目的でした。私たちの集落は過去に火事の災害が多かったのか、愛宕信仰が根強く、集落、組で毎年代参がありますし、集落のあちらこちらに愛宕神社の小さなお洞が祀られています。
私は今回で愛宕参りの代参は6回目になります。最初の3回は表参道の清滝口から登りました。2時間から2時間半、普段山に登らない者にとってはなかなかの行程です。
愛宕山登山ルートは何本もあるようです。水尾口からも一度登ってみました。時間そのものは短いのですが勾配のきつい登り一辺倒の坂道に辟易しました。
前回は同じ組のK君とご一緒しました。彼が見つけてきたのが高尾口から上がるコースでした。しかも車で半分以上登ることが出来るので、歩く時間はかなり短縮されました。
今回もそのコースを行くつもりだったのですが、この間の台風18号のせいで通行止めになっていました。表参道の清滝口から行くしかないと思っていたところ、幸い11月から高尾口のコースが復旧しました。
渓流沿いの道は車一台がぎりぎり通れる幅しかありません。車窓には常に水の音がしています。K君の運転する車は路肩ぎりぎりをゆっくり進みます。時折落石が車の底を打ちます。
路肩は所々シートや土嚢で修復されています。崩れたり踏み外すと下は川です。こんなところで落輪したら、救助車は来てくれるかどうか心細い限りです。
川の対岸はいくつも崖崩れの跡がありました。崩れて押し流された木々が流れに何本も突き刺さったままになっていました。途中で通行止めになっていないか心配しながら登って行きました。
林道は渓流と分かれると少し道幅が広がり、地盤も安定します。どんどん登っていくと急に森が開けて広場に出ました。どうやら無事到着できたようです。K君は車を止めました。先客の車が二台止まっていました。
画面の真ん中、丸い山の上で白くくねっているのが桂川だと思います。
再びこんもりした森に入ります。入り口で迎えるのは首なし地蔵です。
首なし地蔵を過ぎると、こんな尾根伝いの道を歩きます。道幅は狭いですが踏み固められていて歩きやすかったです。また落ち葉の敷き詰まったところは足裏に優しくここちよかったです。
同行のK君です。私より一回り以上年下です。
合流点、首なし地蔵からは徒歩40分です。ここまで一気に歩いたので一休みしました。気温は低く身体は冷たいのに額には汗をかいていました。ここから清滝口までは120分となっています。
水尾口や清滝口からの登山コースと違って、平坦でなだらかな道もあります。
山は紅葉にはまだ少し早かったですね。ここまですれ違ったのは10人足らず、すべて私と同じか少し上の中高年の方々でした。一人歩きの男性が多かったのですが、それもまた気楽でいいなと思いました。
ここで月輪寺からの登山道と合流します。
清滝口や水尾口から上ってくると最期のこの階段が堪えますが、私たちは高尾口からずるをして登っているので、へっちゃらでした。
この日は、良いお天気でしたが平日だったせいかあまりお参りの人も少なく、本殿内の休憩所もがらんとしていました。麓と山頂では10度近い温度差、薪ストーブも11月下旬頃には焚かれるのでしょうか。
カメラに一脚を持った人とすれ違います。私も実はカメラを持って一人でゆっくり登ってみたい思いもあったのですが、二軒でお参りするのが組の決まりなので仕方ありません。
歩いている間、野鳥の声がしていましたがシジュウカラやヤマガラ、コゲラなど私たちの里山で聞き慣れた声ばかりです。それは前回登ったときにも気づいていたので、重い望遠カメラは置いてきました。それに鳥を追いかけていては代参が済みません。
社務所で組内軒数分のお札と樒一束を求め、代参帳に記入してもらいます。社務所の周りには3,000回お参りした人の札が張られていました。以前お参りしたときは、月参りをしている80代のご老人と一緒になったこともあります。
一休みして下山しようとすると、小さな子供が父親に手を引かれて階段を上がって来るのに出会いました。私は知らなかったのですが愛宕山には三歳参りという風習があるそうです。三歳までにお参りしておくと「一生火の難を免れる」という言い伝えだそうです。
若いK君が組内に配る樒を持ってくれました。
階段を降りたところです。この道をまっすぐ行くと清滝口の方に向かいます。下りは登りに比べると時間も半分くらいですが、ゆっくり降りようと思ってもどんどん身体が降りていくのでそれはそれでしんどいものです。
写真を撮りぞこなったのですが、制服を着た子供たちが20人ほど上がっていきました。清滝から上がってきたのでしょうか、それにしては元気そうでした。写真の派手なウェアは山ガール?
帰り道はあっという間、ほぼ30分で首なし地蔵に着いてしまいました。車に乗り込もうとすると、太陽はようやく中点を過ぎて午後にさしかかろうとするところでした。
この記事へのコメント
cafelamama
愛宕山への代参、お疲れ様でした。
山頂までの行程、ちょっとしたものですね。
人と一緒だと、ペース配分に気を遣いますね。
いや、気を遣われてしまいそうです。
たまに、こういう山道を歩くのもいいですね。
大根、人参、牛蒡、サトイモ、みんな立派です。
とくに大根の太さがうらやましいです。
播いたのが遅かったせいか、わが家は大根も人参もまだまだです。
おまけにネットをかけていたので安心していたら
アブラムシが蔓延してました。やれやれです。
ぼんぼちぼちぼち
sarusan
昔のお母さんは、冷たい水で苦労されています。
そらへい
こんばんは
そうなんですよね。一人だと遅れても休んでも気ままなんですが
連れがあるとあわさないと行けないですからね。
それに妙に張り合ってみたり・・・
去年の冬少し初めて中断になっている山歩き
今年、またはじめてみようかなと思ってます。
とりあえずは近くの低い山で十分です。
大根とニンジン、このところ失敗続きだったのですが
今年は少しましです。やはり種蒔く時期でしょうか。
葉物は見事に虫に浸食されてます。
そらへい
こんばんは
我が家の大根ではまだまだですね。
叔父の作る大根は、妻の足もぶっ飛ぶ太さと白さです。
そらへい
こんばんは
ありがとうございます。
大根とニンジン、はじめた年にうまく出来たので
その跡油断したら失敗続き、今年やっとまともになりました。
里芋、今年は芋が少し大きいです。
ごぼうは初めての挑戦でした。
寒い季節になると、母が池の端で大根を洗ったり、
張り替えのために障子を洗っていたのを思い出します。
KEI
yukky_z
増してきたし... 日が暮れるのも大分早くなって来たので、やっぱ季節は着々と、
冬に向かって行ってるんですね...
yoko-minato
大変な道を上っていくのですね。
昔の女性は素晴らしいというか苦労が
多かったとしみじみ思いますね。
母の響きは昔のお母さんの姿を思い出させて
くれます。
takenoko
たいへー
劣化して落ちたのなら良いのですが・・・^^;
himanaoyaji
カメラ担いで休み休みで撮りながらだと疲れも少ないでしようが
一気に登るときついですよね、
私、登りは苦手、下りは得意です、(笑)
駅員3
私の住むところは、昭和40年代に宅地開発されて団地やら戸建住宅ができたところなので、古くからの習慣が何もありません。
そらへい
こんにちは
そうなんですよね。
前から東京の愛宕山気になってました。
元NHKの放送施設か何かあったところですよね。
ネットで調べてみたらこちらは出世の神様とかで
名前以外関連はなさそうですね。
そらへい
こんにちは
本当に一日おきで今日は良いお天気ですが
明日から下り坂らしいですね。
そして来週はまた12月の寒さとか
といってももう二週間ほどで12月なんですが。
そらへい
こんにちは
表参道の清滝口は登山者というか参拝者も多くて
お天気の良い土日祭日などはかなりの賑わいです。
もっとも2時間あまりの登り道、しんどさは変わりませんが。
本当に昔の人たちは大変だったと思います。
今のように暖房もありませんし土間でしたからね。
我が家など、台所は屋根こそありましたが
寒風吹きすさぶ外にありました。
でも、そんな頃の母の姿は妙に目に焼き付いています。
そらへい
こんにちは
愛宕山、登ったことはあるのですが外観を見たことがない気がします。
今度機会があったら、その姿を確認してみたいです。
油揚と大根の煮たのがよく出ました。
なぜあんなに臭かったのか。
今はおでんにしても大根、柔らかくて匂いませんね。
私も昔苦手だったお漬け物が歳を経るごとにおいしく思えるようになってきました。
そらへい
こんにちは
なぜ首がないのか、謎ですね。
カメラを向けると同行のK君が写真を撮ったらあかんのと違うと言いましたが
前回も撮ったからとかまわずシャッター押してしまいましたが・・・
そらへい
こんにちは
一度ゆっくりとカメラを持って一人で登ってみたい思いはあるのですが
なかなか代参の機会でもないと行かないものですね。
ここの登りはきついですが、下りは時間がかなり短縮されます。
しかし、ゆっくり降りようと思っても、いったん下り出すと
身体が勝手に動いてしまって、休む間もなく下ってしまいます。
結果、麓に降りると足ががくがくです(笑)
そらへい
こんにちは
私たちのところでは、代参は愛宕山のほかに伊勢、多賀の両神社があります。こんな事でもないと、なかなかお参りすることが出来ません。
今は消火設備が発達していますが、
昔の人たちは、自然の猛威の前で、自分たちの無力さに謙虚だったのかも知れませんね。
夏炉冬扇
古錆た雰囲気がよろしい神社ですね。
大根を洗うお話。こちらは川で洗ってました。
タックン
愛宕信仰というのがあるのですね。
私の田舎にも愛宕神社がありましたが 分社なのでしょうか。
お札をもらうために険しい山道を登って辿り付く
そういう風習が伝えられているいるのですね。
首なし地蔵にはびっくりですが いい尾根道ですね~
一緒に歩いている気分になりました^^
song4u
山というのは、数百メートル級でも案外バカにできません。
普段は使うことのない筋肉を使いますからね。
その割りには、筋肉痛などの記述がないのはさすがですね!^^
PS:
福岡にもありますよ、愛宕山(愛宕神社)。
市の西部に、博多湾に注ぐ室見川(むろみがわ)という川があるのですが、
その河口にある数十メートルの小高い山が愛宕山です。
ヤフードームや福岡タワーからも程近いです。
そらへい
こんばんは
九〇〇メートルの山の上、普請が大変だったでしょうね。
大根洗いは川でしたか。
私たちのところは昔はどの家にも山から引いた水を貯める池があって
大根洗いから障子洗い、着物の洗い張りまで何でもそこでやってました。
そらへい
こんばんは
愛宕神社、全国に約900あるそうで、ここが総本山らしいです。
そういえば、我が滋賀県にもあるらしいのですが
皆、遠くても総本山にお参りしますね。
いつから始まったのか、田舎にはいろいろな風習がまだ残っていますね。
世代が変わり、なんのかの言いながら伝わっています。
首なし地蔵も全国にいくつかあるようです。
静かでさほど険しくもないなかなかいい尾根道でした。
そらへい
こんばんは
清滝口からとか水尾口から登っていたら
筋肉痛免れなかったでしょうが、今回はしょってますからね。
ただ、同行のK君、翌日筋肉痛を訴えていたそうです。
愛宕神社、全国に約900あるらしいです。
一県に平均20近くはあることになりますね。
ヤフードームや福岡タワーの近く、数十メートルの愛宕山いいですね。
全国の愛宕山(愛宕神社)を巡る旅、なんていかがでしょうか。
しばちゃん2cv
愛宕山、そちらの地方ではお参りする習慣があるんですね。職場の人に聞いたことがあります。
滋賀県に帰ったら、登ってみたいです。
そらへい
こんばんは
同じ県内でも違うんですね。
長浜にはまた独特の風習がありそうですが。
お正月のオコナイはこちらでも名前だけは残っていますよ。
プリウス
やはり、山歩きに相棒は、頼りになりますね!!
・・安心して読んでおりました。。
写真で見る、神社・仏閣は、刻まれた歴史をクローズアップして見ているようで、
とても古い建造物に感じました。。
さすがに山奥は、冬の様相に近づいてますね!!
そらへい
こんばんは
このコースは、険しい林道で一人車で行くと
少し心配でしたが、若い頼りになる相棒でした。
由来は700年代とありますが、建物はいつ頃建てられたのか
いずれにしても高い山の上、工事は大変だったろうと思います。
行ってからもう半月経ちますので、今頃は
ますます晩秋の気配を濃くしているだろうと思います。
めい
山道をパワーをもらいながら歩くのはきつそうですが
登った後に清涼感を得られそうです
ですが人がいないのでイヤ居てもそれはそれなりに
一応女性の私としては怖い気がします^^;
そらへい
こんばんは
山道を鳥の声や風の音を聞きながら
一人歩くのもいいものですが
時に不安になることがありますね。
ましてや女性の一人歩きは不安ですね。
女性のグループとかご夫婦は見かけますが
一人歩きの女性はまだ出会ったことがありません。